屈折語(くっせつご):語形変化によって文法関係を表す言語。例:英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、アラビア語などがある。
膠着語(こうちゃくご):概念を持つ独立語に機能語がついて文法関係を表す言語。例:日本語、朝鮮語、トルコ語、モンゴル語などがある。
孤立語(こりつご):主に語順によって文法関係を表す言語。例:中国語、チベット語、タイ語、ベトナム語などがある。
抱合語(ほうごうご):文レベルの文法関係を一語(いちご)にまとめる言語。例:エスキモー諸語、アメリカインデアン語、オーストラリア土語などがある。
国語:その国において公的なものとされている言語。その国の公用語。日本語の別称である。
国語教育:日本国内で行われ、国民を対象とする母国語の教育。
日本語教育:日本または海外で行われ、外国人を対象とする日本語言語の教育。
国語学?国語研究:日本人が自国の言語を、古代から現代までのつながりに重点を置いて研究する学問。
日本語学?日本語研究:日本人に限らず外国人も含めて、人々が日本語を世界の言語の一つとして研究する学問。
文: 形の上で完結した、一つの陳述によって統(す)べられている言語表現の一単位。
文の成分:文を組み立てている文節を,その働きの上から分けたものをいう。主語、述語(じゅつご)、修飾語、接続語、独立語の5つがある。
単語?語:文法上の意味?職能を有する、言語の最小単位。例えば「花が咲く」という文における「花」「が」「咲く」など。
音節:一まとまりに発音される最小の単位。ハ、ナ二つの音節で花の単語をなす。
音素?単音:音声を分解して得られる最小の単位。これが集まって音節をなす。ハの音節はh、a二つの単音でなす。
文 分の成分 単語 形態素 音節 音素
言語におけて、音節と音素は形しかない、意味はないです。
音韻論:音素を対象にして、その種類?特徴、結合上の規則性、音声的プロセス、韻律などを研究する学問。
単語 単純語:山、川、花、犬
複合語:雨傘、昼休み、焼きそば、立ち読み
単純語:言語学で、単語のうち、歴史的ではなく、その時代の意識の上で、それ以上の構成要素に分解できないと考えられる単語。山、川、花、犬など
複合語?合成語:二つ以上の単語が結びつき、別の新しい語を形成したもの。雨傘、昼休み、焼きそば、立ち読み
派生語:単語のうち、ある単語に接辞などが付いたりしてできた語。男らしい、嬉しさ、お寿司、友達、春めく
語根(ごこん)?語基:単語を構成する要素のうち、意味の上でそれ以上分解できない基本的な部分。例:山、川、海、雨
形態素:意味を持つ最小の言語単位。雨傘は雨、傘をなす。雨、傘は形態素です。
語彙: ある一つの言語体系で用いられる単語の総体。
語彙論?意味論:語彙について体系的に記述説明する学問。
文法論?構文論?シンタクス:文を構成する単位(単語あるいは語群)の配列の法則とその機能、各々の構成単位の機能などを研究対象とする学問。
文章論:文章を研究対象とする学問。
線条性:人間は同時に二つの音を発することができないので、音声言語は必然的に継起(けいき)的、つまりひとつづきにならざるを得ない。この言語の必然的な性質を線条性という
音声学:人間の発声を研究する学問。調音音声学、音響音声学、聴覚音声学がある。
音声記号:言語の音を音声学的に表記するための記号。例えば国際音声記号など。
母音:声帯を振動させ、空気が口の中で妨げを受けることなく発せられた音。
子音:空気が口の中で妨げを受けて発せられた音。
子音 濁音(だくおん):濁点「゛」。ガ?ザ?ダ?バ行音とそれらに対応する拗音
半濁音:半濁音符「°」
清音(せいおん):仮名に濁点「゛」?半濁音符「°」をつけないで表す音節
音声:人間が発声器官を通じて発する音である。
音韻:漢字の音を構成する声母や韻母などの総称である。
音素:ある一つの言語で用いる音の単位で、意味の相違をもたらす最小の単位。/ /で表示する。
母音音素:(5個) a i u e o
音素 子音音素:(13個) b p d t c k g s z h r m n
半母音音素:(2個) j w
特殊音素:(2個) N Q
自由異音:いつでもどこでも自由に入れ替えが可能で、語に意味の区別を与えないもの
条件異音:異音の中である条件下で必ず同じ音が発音されるもの。例)日本語のハヒフヘホは、母音によって子音の音(音声)が必ず異なる
直音:撥音のンと促音のツの含まない、一つの仮名でなす音節のことを直音という。
拗音(ようおん):一つの仮名とヤ、ユ、ョを組み合わせる音節のことを拗音という。
撥音(はつおん):国語の音節の一。語中または語末にあって一音節をなす鼻音。[m] [n] [?] [?] などの音。
開音節:母音または二重母音で終る音節。日本語の音節は基本的に開音節。
閉音節:子音で終る音節。
連声(れんじょう):日本語で、撥音と後ろの半子音或は子音の組み合わせで、ナ行或はマ行の音に変化する現象のこと。「天皇」 てん + おう → てんのう 、「反応」 はん + おう → はんのう
モーラ?拍:、音韻論上、一定の時間的長さをもった音の分節単位。
/V/ (ア行仮名?長音)
音節? /CV/ (カガサザ等の行仮名) C:子音
モーラ /SV/ (ヤ行仮名?ワ) V:母音
/CSV/ (拗音) S:半子音と半母音
/C/ (撥音ン?促音ツ)
アクセント:一つの言語単位の中できわだって聞こえる部分のこと。
平板式 平板型:さくら、ともだち、とり
アクセント 尾高型:はな、おとこ、いもうと、
起伏式 中高型:こころ、
頭高型:いのち、あめ
イントネーション:一般には、話しことばにおける声の抑揚(よくよう)をいう。話の意味する内容や話し手の意図、感情により、ことばのまとまり全体に現われる、上がり下がりの調子。
語彙の 全数調査
調査方法 サンプリング調査
自立語:単独で文節を構成できる語。名詞?代名詞?動詞?形容詞?形容動詞?副詞?連体詞?接続詞?感動詞
付属語:自立語に付属して文節を構成する語。助詞?助動詞
語彙統計 述べ語数:
の方法 異なり語数:同一の単語と認められるものを、出現度数を無視して数えた数。
基本語彙:一つの言語において、日常生活で最も普通に使用され、使用度が高く、正常な社会生活を維持するために必要な単語の総体。
理解語彙:見聞きして意味が分かることばの集まりである
使用語彙:自分が使うことのできることばの集まりである
語彙論の分類:計量語彙論、語彙構成論、語構成論、語源学、位相語研究などに分けられる。
計量語彙論:語彙の統計を通して語彙の構造特徴を研究する学問。
語彙論の研究範囲は語の意味(類義語、対義語、同義語など)、語の発生(和語、漢語、外来語など)、語の構成(単純語、複合語、派生語など)、語の構造(語の音節、拍)、語の機能(名詞、動詞、形容詞など)、語の使用(男性語、女性語、老人語など)
意味による分類: 類義語?同義語
対義語
包摂(ほうせつ)関係:上位語、下位語、同位語
所属による分類: 和語
漢語:呉音、漢音、唐音
外来語:英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、朝鮮語、ロシア語 混合語:和語+漢語、漢語+和語、和語+外来語、外来語+和語、
漢語+外来語、外来語+漢語
一拍の語:め、は、き
日本語 二拍の語:いし、とり、つき
の語彙 形態による分類: 三拍の語:あたま、つくえ、とけい
の分類 四拍の語:ついたち、あさがお
方法 五拍の語:たまごやき、とけいだい
六拍の語:サイクリング
形態素による分類: 単純語、合成語(複合語、派生語)
品詞による分類 自立語:動詞、形容詞、形容動詞、名詞、副詞、連体詞、接続詞、
感動詞
付属語:助詞、助動詞
使用者による分類:男性語、女性語、幼児語、成人語、老人語
和語+漢語 合図(あいず)、雨具(あまぐ)
漢語+和語 工場(こうじょう)、番組(ばんぐみ)
混合語 和語+外来語 消しゴム 新型ビデオ
構成 外来語+和語 ペン先、サンダル履き
漢語+外来語 胃カメラ、磁気ディスケ
外来語+漢語 ビール瓶、スピード計
類義語:意味が似ている言葉。辞書と辞典、夫婦と夫妻、美しいと奇麗だ。
同義語:発音、表記などは異なるが、意味が同じである言葉。明日とあした、トイレと便所
対義語:意味の上で互いに反対の関係にある語。上と下、合格と落第、行くと来る
類義関係:意味が似ていること。
同義関係:発音、表記などは異なるが、意味が同じであること。
対義関係:意味は対照的または意味が反対であること。
包摂関係:上位概念と下位概念の関係にあること。
呉音:日本漢字音の一。古く中国の南方系の音の伝来したもの。主には仏教用語、例:経文、修行、人間など。
漢音:日本漢字音の一種。上代、中古にかけて遣唐使、留学生などによって伝えられた長安地方の音。例:孝行、経験、会社
唐音:日本漢字音の一。宋?元?明?清の中国音を伝えたものの総称。禅僧や商人などの往来に伴って主に中国江南地方の発音が伝えられた。例:饅頭、杏(あんず)
漢語:和語に対して漢音、呉音など漢字の字音による語。
和語:漢語?外来語に対し、日本語本来の語。例:木、血
外来語:外国語から取り入れられて、本来の国語と大差なく用いられるようになった語。
和語の特徴:基本語彙が多い、使用頻度が高い、抽象的な概念を表す語彙が少ない、濁音やラ行で始まる語はほとんどない、ある語彙は多義である。
漢語の特徴:基礎数字は漢語である。基本語彙が多くないけど、ある単語は日常生活には不可欠になる。造語能力が強い。類語が多い。
外来語の特徴:専門用語が多い、特別な物を指す語彙が多い、簡潔である、斬新さ、
接頭語:語構成要素の一つ。独立した一語としての機能をもたない造語成分(接辞)のうち、語や語基の前につくもの。例:小、お、御
接尾語:語構成要素の一つ。独立した一語としての機能をもたない造語成分(接辞)のうち、語や語基のあとにつくもの。例:様、君、らしい、達、
連濁:二つの語が結合して一語を作るとき、あとの語の語頭(ごとう)の清音が濁音に変わること。例:桜花(さくらばな)、本国(ほんごく)、二人部屋(ふたりべや)
物体:これ、それ、あれ、どれ
指示代詞: 場所:ここ、そこ、あそこ、どこ
方角(ほうがく):こちら、そちら、あちら、どちら
連体語:この、その、あの、どの
山田文法:国語学者の山田孝雄による文法理論である。理論の骨子は「文の成立の契機とはどのようなものか」と言うことができる。そこでは「統覚作用」が重要な役割を果たす。
山田文法の特徴: 品詞分類の特徴:1、用言に存在詞を設ける。2、一般に接続詞と感動詞とされる 語を副詞に入れる。3、助動詞を認めない。
文の種類に述体の句と喚体の句を認める。
名詞
体言 代名詞
山田文法 数詞
によって 動詞
品詞分類 用言 形容詞
形式用言
副詞
助詞
統覚作用:思想の統合作用のこと。
文:統覚作用によって統合された思想が言語という形式によって表現されるもの。
山田文法 単文:一つの句からなる文
の概念 複文:二つ以上の句からなる文
重文:前後対等の資格で、並立関係であるもの。夏は暑いし、冬は寒い。
合文:対等の資格で、しかも合同関係であるもの。冬になると、寒くなる。
有属文:付属句をもち、主従関係であるもの。彼は父が帰ってくるのを待って
いる。
句:統合作用の一回の活動によって組織された思想を言語で表現される形式
述体の句:これは花なり。 これは花か? 花、咲け。
喚体の句:美しい花よ。
橋本文法:国語学者の橋本進吉によって構築された文法理論。
橋本文法の特徴:1、文を文節に分けることを重視すること。
2、言語の形態を重視すること。
橋本文法における文の形態特徴:1、文は夫の連続である。
2、文の前後には必ず音の切れ目がある。
3、文の終には特殊の音調がある。
文節:文を、実際の言語として不自然でない程度に区切ったときに得られる最小の単位。
独立語:単独で文節を構成できる品詞
付属語:自立語に付属して文節を構成する品詞。
橋本文法 独立語:動詞、形容詞、名詞、代名詞、数詞、副詞、副体詞、接続詞、感動詞
品詞分類 附属語:助動詞、助詞
学校文法:多くの学校で採用されている学校文法の基となったのは、国語学者橋本進吉による橋本文法である。品詞を名詞?動詞?形容詞?形容動詞?副詞?連体詞?感動詞?接続詞?助詞?助動詞の10種(または名詞を名詞と代名詞に分けて11種)に分類する。また、文を文節に分けることを重視する点において特徴的である。
時枝文法:国語学者の時枝誠記によって構築された文法理論。言語過程論を提出される。言語過程説による構文論では、文の構成要素を陳述の有無によって「詞」と「辞」に二分した。
時枝文法の特徴:1、言語過程論を提出される。
2、文の構成要素を陳述の有無によって「詞」と「辞」に二分した。
時枝文法 詞:概念過程を経たもので、客観的表現である
の概念 辞:概念過程を経たないもので、主観的表現である。
言語過程論:言語は発話主体が表現の素材となる客体世界の断片を、言語表現へと
転換する主体的過程を指すという説。
品詞分類 1、形態的な分類方法
の方法 2、意味的な分類方法
3、統語的な分類方法
体言(名詞、形式名詞)
時枝文法 詞 用言(動詞、形容詞)
による 連体詞
品詞分類 副詞
辞 接続詞、感動詞、助動詞、助詞、陳述副詞
体言:活用がなく、主語となりうるもの。
用言:活用があり、単独で述語となりうるもので、事物の動作?存在?性質?状態を变述するもの。
体言の特徴:1、主語、目的語、補語などの格成分になる。2、連体修飾語を受ける。3、活用がない。
用言の特徴:1、単独で述語になる。2、連用修飾語をうける。3、活用がある。
形式名詞?形式体言:それ自身では実質的意味を表さず、連体修飾語を受けて名詞としての機能を果たす語。
動詞:活用があり、一般に終止形語尾がウ段の音で終わる(ラ行変格だけは終止形語尾がイ段の音で終わる)
副詞:主に、動詞?形容詞?形容動詞を修飾する。状態副詞、程度副詞、陳述副詞の3種類がある。
名詞:単数、複数
体言 代名詞:人称代詞、指示代詞
現 数詞?助数詞:基本数詞、数量数詞、順序数詞
代 形式名詞?形式体言:もの、こと、わけ、はず、ため、ところ、とき、の
日 動詞:活用により、五段、一段、変格。文法により、自動と他動
本 用言 形容詞:客観的な属性形容詞、主観的な感覚?感情形容詞
語 形容動詞:
語 状態副詞:主として動詞にかかり、動作?作用の様子をくわしく表す
副詞。例:わざと、すべて、しばらく
彙 副詞 程度副詞:形容詞?副詞などの状態性の意味をもつ語にかかって、
その程度を限定する副詞。例:たいへん楽しい、かなり勉強する
陳述副詞:述語の陳述的意味を補足、強調、または明確化する副詞。 例:決して おそらく、どうか、もし、まるで
副詞 連体詞:自立語のうち、もっぱら連体修飾語としてのみ用いられるもの。例:
この、その、いわゆる
接続詞:活用のない自立語で、主語や修飾語にならず、独立語として単語と
単語、また前後の文節や文を接続するはたらきをもつもの。
感動詞:一般に文のはじめにあって、感動?呼びかけ?応答などの意を表す。例:
はい、まあもしもし、おや
動詞:未然形、連用形、終止形、連体形、仮定形、命令形の6種
活用 形容詞:未然形、連用形、終止形、連体形、仮定形の5種
形容動詞: 語尾は「だ、です」の場合:未然形、連用形、終止形、連体形、仮定形の5種
語尾は「である」の場合:未然形、連用形、終止形、連体形、仮定形、命令形
の6種
並立 (および、また)
接続詞 添加 (しかも、なお)
意味上 選択 (または、それとも)
分類 順接 (したがって、だから)
逆接 (しかし、けれども)
助詞:付属語で活用がない、自立語に付いて、その語と他の語との関係を示したり、その語に一定の意味を添えたりする。
格助詞:体言または体言に準ずる語に付き、その語が他の語に対してどのような関係
に立つかを示すもの。例:が、の、を、に、へ、と、より、から、で
現代 副助詞:種々の語に付いて、下の用言や活用連語の意味を限定するはたらきをもつも
の。例:、さえ、まで、ばかり、だけ、ほど、くらい、など、なんか、なんて、なり、やら、
日本語 係助詞:ついた語に意味を添えて強調するもの。例:は、も、こそ、さえ、でも、しか、だっての助詞 接続助詞:文と文の意味関係を表して接続するもの。例:ば、と、、でも、けれど、が、
のに、ので、から、ながら、ところが、
並列助詞:いろいろの語に付いて、二つ以上の同じ趣(おもむき)のことばを並べて言う
のに用いるもの。例:と、に、か、や、やら、の、だの
終助詞:文や句の末尾について疑問、禁止、感動などの意味を付け加えるもの。例:
か、かい、かしら、な、ぞ、ぜ、とも、って、の、わ、や、よ
助動詞:付属語で活用があり、体言?用言に意味を添える単語。意味?活用?接続を助動詞の三要素という。
動詞型助動詞:れる、られる、せる、させる
活用による 形容詞型助動詞:らしい、たい、ない
助動詞の分類 形容動詞型助動詞:だ、そうだ、ようだ
特殊型助動詞:た、う、よう、まい、だらう
未然形に接続する助動詞:れる、られる、せる、させる、ない
連用形に接続する助動詞:たい、たい、そうだ(様態)
接続による 終止形に接続する助動詞:まい
助動詞の分類 連体形に接続する助動詞:らしい、だろう、そうだ(伝聞)
推量形に接続する助動詞:う、よう
体言に接続する助動詞:だ、らしい、だろう
受身の助動詞:れる、られる
可能の助動詞:れる、られる
尊敬の助動詞:れる、られる
使役の助動詞:せる、させる
意味による 打消の助動詞:ない (うちけし)
助動詞の分類 過去の助動詞:た
推量の助動詞:らしい、う、よう、まい
意志の助動詞:う、よう、まい
希望の助動詞:たい
指定の助動詞:た
様態の助動詞:そうだ、ようだ
比況の助動詞:ようだ
伝聞の助動詞:そうだ
渡辺実は助動詞を甲種(体言接続)と乙種(用言接続)に分け、さらにそれぞれを第1種、第2種、第3種に分けている。
助動詞の相互接続は「述語用言 第1種助動詞 第2種助動詞 第3種助動詞 終動詞」という順序に従う。
文が備えるべき性質は統一性と完結性である。
文の述語 名詞述語文:彼は詩人だ。
による 形容詞述語文:山が高い。
分類 動詞述語文:中川さんが来た。
平变文:田中さんは京都に行った。
文の話者 疑問文:あれは何ですか。
意図による 命令文:早く帰れ!
分類 感嘆文:きれいな花ですね。
現象文(場の文):体言が動詞。例:雨が降っている。
三尾砂 判断文(場を含む文):体言は体言だ/体言は用言。例:それは花だ。この花は美しい。
文の分類 未展開文(場を指向する文)一語文。例:あ、雨だ。
文節文(場と相補う文)不完全文。例:(これは何だ)梅だ。
述語成分
現代日 補充成分
本語の文 修飾成分:連体修飾語、連用修飾語
の成分 接続成分
並列成分
独立成分:提示語、感動語、挿入語
態?ヴォイス:動詞に表現されている出来事をどの視点に立って見るかを区別する形式を指す。
直接受身文:赤ちゃんは母親に抱かれている。
受動態 間接受身文:昨日、雨に降られた。
所有者受身文:昨日、松本さんは誰かに自転車を盗まれた。
態?ヴォイス 可能態
自発態
使役態
相?アスペクト:文法学上において、動詞が表す出来事の完成度の違いを記述する文法形式。動詞の意味の継続、完了、起動、終止、反復などを表わす。
状態動詞:ある、いる
相?アスペクト 継続動詞:ふっている、焼いている
瞬間動詞:咲いている、割れている
第四種の動詞:似ている、そびいている
時?テンス:発話の中で規定される言語学的な時間を示す文法範疇である。過去と非過去がある。
法?ムード?モダリティ:文によって表された客体的な事態に対する話し手の態度、判断や認識のしかた。う、よう、だろう、らしい、そうだ、のだ等がある。ムードにより、判断と伝達がある。
待遇行動:聞き手や談話に出てくる人物に応じて、話してが用いる言語表現のこと。
敬語:相手や話中の人物に対する敬意を表わす言語的表現。
敬語には尊敬語、謙譲語、丁寧語がある。
尊敬語:話してが相手や第三者を高める表現。例えば、いらっしゃる、ご覧になる、召し上がる
尊敬語動詞:いらっしゃる、おっしゃる、なさる、見える、話される、着られる、来られる、
謙譲語:謙遜語とも言う。話してが自分側を低める表現。例えば:参上する、拝見する、伺う、申す
謙譲語動詞:申す、いただく、伺う、拝見する、存じる、致す、
丁寧語:話してが相手に敬意を表す表現。例えば:行きます、高齢です
日本人が敬語を使用する際に受ける影響の要因にていて説明しなさい。
1、社会的な要因である。具体的には、人間関係の要因(身分関係、内外関係、親疎関係など)
と、交流の場の要因(正式な場なのか、その場に誰がいるかなど)がある。
2、心理的な要因である。具体的には、交流相手に対する心的感情の要因などである。
表意文字?表語文字:字形が発音、意味と結びついた文字。例:漢字
表音文字:字形が発音としか結びつかない文字。例:仮名、ローマ字
音節文字:字形が音節と対応するような文字。例:仮名
音素文字?単音文字:字形が音素と対応するような文字。例:ローマ字
形態素文字:字形が形態素と対応するような文字。例:形態素としての漢字。
ローマ字:現在の日本では、ラテン文字を用いての日本語の表記法、および表記そのものをローマ字と呼ぶ。
現代日本語を 表音文字 音素文字:ローマ字
表記するために 音節文字:平仮名、片仮名
使用される文字 表意文字 形態素文字:漢字
湯桶読み:「訓+音」の読み方。例:手本、泥棒、小僧、手数、株式
重箱読み:「音+訓」の読み方。例:派手、雑煮、新型、
現代日本語の文字は漢字、平仮名、片仮名、ローマ字、アラビア数字がある。
国字:日本で作られた漢字。込(こみ)、躾(しつけ)、畑(はたけ)、働く、枞
当て字:漢字の本来の意味を無視して、発音の表記に転用したもの。例:滅茶苦茶(めちゃくちゃ)、素敵(すてき)、出鱈目(でたらめ)、目出度い(めでたい)
熟字訓:日本語において漢字の単位ではなく熟字単位で訓読みを当てたもの。八百屋(やおや)、
明日(あす)、紅葉(もみじ)
ローマ字 ヘボン式?標準式:日本語をローマ字で表す綴り方の一つ。し、じ、ち、ふをshi、ji、chi、 fuに書く
種類 日本式:日本語を書き表すためのローマ字のつづり方の一つ。し、じ、ち、ふをsi、zi、
ti、huに書くなどは、五十音図の体系によっている
当用漢字表:1946年(昭和21年)に公示された、字数は1850字である。
常用漢字表:1981年(昭和56年)に公示された、字数は1954字である。
方言:ある言葉における地域の言葉。
会社方言:社会的な集団ごとの言葉の違いで、「社会方言」と言う
地域方言:地域ごとの言葉の違いで、「地域方言?地方方言」と言う
1、移民の歴史である
方言形成 2、日本語の地域差
の原因 3、社会的背景の影響
4、
言語地理学:方言の語の地理の分歩状況を調査し、その言語の伝達経路を推定する方法のことである方言周圏論:方言分布の原因を文化の中心から時間に応じて波紋状に広がる現象に認めた理論、柳田国男が提唱した日本語の方言の伝達に関する説である
東部方言 東北?北海道の方言
本土方言 東北?北海道以外の方言
日本語の 西部方言 九州の方言
方言分類 九州以外の方言
沖縄方言 先島方言
沖縄奄美方言(あまみ)
標準語:音韻?語彙?語法などすべての面で国語の規範として尊重され、教育?法令などの公用語として用いられる言語。
方言区域の区分標準は音韻標準、アクセント標準、文法標準、語彙標準がある。
研究対象による言語学の分野には音韻論、語彙論、意味論、文法論、語用論、文字論などがある。
研究角度による言語学の分野には歴史言語学、心理言語学、社会言語学、人類言語学、応用言語学、対照言語学、計量言語学、言語類型論、言語系統論、コンピュータ言語論などがる。
「言語類型論」と「言語系統論」の内容について説明しなさい?
言語類型論:言語の文法形態を研究する学問。これによると、世界の言語は屈折語、膠着語、孤立語、抱合語の四種類に分けられる。
言語系統論:言語の親族関係を研究する学問。これによると、世界の言語はヨーロッパ語族、南アジア語族、インド?ヨーロッパ語族、シナ?チベット語族、南島語族、ウラル語族などに分けられる。
言語単位には音素、音節、形態素、語、連語、文の成分、文などがある。
中国語と日本語のアクセントの区別を説明しなさい?
中国語のアクセントは同じ音節の中で発生するものである。
日本語のアクセントは音節と音節の間で発生するものである。
国立国語研究所「分類語彙表」では、日本語の語彙を体の類(名詞の仲間)、用の類(動詞の仲間)、相の類(形容詞の仲間)、その他に分けられている。